『終活』と聞いてどんなイメージを持たれますか?
「自分はまだまだ元気だし、関係ないや!」
「終活って財産がある人がやることでしょう?自分には関係ないと思う。」
こんな声が聞こえてきそうです。
私自身もこの仕事を始めるまでは正直終活のことを真剣に考えたことは一度もありませんでしたので、この気持ちすごく分かります。
しかし、司法書士になって相続の手続で様々なお客様と関わる中で、亡くなった方が相続対策をされていなかったことによって大変な思いをされている相続人の方々を沢山見てきました。
こんなとき、いつも思うことは、
「もし、故人がお亡くなりになり前に相談に来てくれていたら…」
『亡くなった後』や『認知症になった後』の解決は非常に難しいです。
逆にこれらの『前』であれば、ご提案できることが沢山あるだけにとても歯がゆいのです。
若くて体が元気でも、自分の身にいつ何が起きるかは誰にも分かりません。
また、自分にとっては少額の預貯金だと思っていたものが、相続人にとってはそうでないかもしれません。
実は、死後の遺産分割について裁判所での調停が必要になるケース(相続人間の話し合がまとまらなくなった結果、裁判所を利用することになるケース)のうち、3割以上が遺産1000万円以下のケース、7割以上が遺産5000万円以下のケースという統計が出ています。この1000万円、5000万円という数字は、預貯金だけでなく、土地や建物等の不動産、自動車などの動産全ての財産を含めた数字です。
『争族』という言葉は、お金持ちの方に限った話ではないのです。
そして、自分に何かがあった後、その財産について他人と揉める可能性があるのは、自分自身ではなく、自分の大切な家族です。
無用な争い(争族)から大切な家族を守るために、現在の体調や財産の多少に関係なく、終活をされることをお勧めします。
とは言っても、
「何をしたらいいの?」と思いますよね。
当事務所では、終活の目的をお伺いした上で、お客様一人ひとりに適した相続対策をご提案いたします。
お問い合わせはこちらからお待ちしております。
大切な手続きを代表司法書士が丁寧に対応させていただきます。
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